顎関節症

「噛み合わせ」をセルフチェックしてみてください

下のチェックシートは「顎咬合学会」で作られた簡易問診表です。
これらの6項目に該当する方は顎関節症になっている可能性が高いため、口腔外科、もしくは口腔外科を併設している歯科医院での受診をおすすめします。

咬合スコアとは日本顎咬合学会が作った噛み合わせのセルフチェックシートです。

下記の質問のうち回答肢であてはまるものにチェックを付け、「点数をチェックする」ボタンを押してください。

このチェック表で、すべての噛み合わせの異常が発見できるわけではありません。
また、チェック表で9点以上になった場合でも治療が必要ない場合もあります。

顎関節症の原因とは？

顎関節症は噛み合わせの悪さや生活習慣、姿勢、ストレスの状況など、複数の要素が絡み合っていると考えられています。
発症すると、あごの関節・筋肉などのバランスが悪くなり、あごを動かすたびに音がしたり、痛みが生じたり、うまく噛み締められなくなったりします。
顎関節症は複数の要因から発生してしまうため根本的な治療は難しいのですが、考えられる原因から解決していくことが重要です。

精密機器を用いて噛み合わせを多角分析

顎関節症の要因が複合的であるがゆえに、治療自体も経験や勘に頼った部分が多く見られてきました。
しかし当院では、より科学的に原因やお口の状態を判断するために、診断にCTを活用しています。
患者さんそれぞれの噛み合わせを適切に診断し、治療に反映させています。

歯や顎の構造を分析

CTを用いると、3次元的にあごの骨や歯の様子を観察することができます。
これにより、通常用いられるデンタルレントゲンでは分からなかった部分を可視化し、適切な診断が可能になります。

治療の流れ

Step1 問診
Step2 お口の中や、首・背中などの筋肉の状態を診察
Step3 写真撮影
Step4 歯型採り・噛み合わせ採り
Step5 レントゲン撮影
Step6 全データの統合分析
Step7 診断結果の説明
Step8 治療

顎関節症の治療は、口を大きく開けやすいようにする「開口訓練」、筋肉が凝り固まっている部分をほぐす「咀嚼筋マッサージ」、顎関節症を引き起こしやすい悪習慣の是正などが中心になります。
そのうえで、噛み合わせの調整や、マウスピースを使ったあごの負担軽減などを行っていきます。